2017 ベストバイ Top 5
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■今年も一年の振り返りいってみよー
言語化は癒し。大好きなモノたちへ愛を囁く。振り返ればまた一年、煩悩に追われる日々は過ぎていきました…。
2017年の極・私的ベストバイ。今年もいっぱい買いました♡
■Adidas, ULTRA BOOST UNCAGED CL, Runnig Shoes
大袈裟じゃなく、全人類は騙されたと思ってウルトラブーストを買ってみるべき。ラルフローレン御大には申し訳ないけど、Nで光ってるやつ もうgood night、なのである。雲の上を歩きたいなら、時代は三本線でっせ。
もともとレトロな面構えのスニーカーが大好物(アディダスならガッツレー、ナイキならインターナショナリスト)な僕にとって、近未来系のフォルムには抵抗があった。そのうえ、ウルトラブーストは近未来系の中でもブサイクな部類だ。こんなデザインで諭吉2枚ってちょっと何言ってるかわからない、って思ってた。買って歩いてみるまでは。
本当に疲れない。いや〜、たかが靴ぐらいで変わらないだろうと思うじゃないですか。変わるんですよ。確かに、物凄く変わるかと言われると、実際履いてみて「うん?確かにちょっと違うかな。でも劇的ってほどか?こんなもんなのか。」って思うと思うんだけど、1日が終わる頃に違いはわかる。疲労はインテグラル。あれ、疲れてない、と。身体は嘘つかない。
なんていうか、反作用だけ的確に返ってくるっていうか(そんなことはあり得ないんだけど)、ズンズン進んでいくんですよ。もう旅行には決まってコレ。
不満点は、強いていうと、ムレる。通気性の良いニット素材だし穴も空いてるんだけど、ブーストソールの通気性が悪いんだろうね。しょうがない。
あと、やっぱりアディダスは細い。ウルトラブーストのワイズは2Eらしいけど、ホントか⁈って感じ。僕は幅広でニューバランスを諦めたクチなんだけど、アディダスはサイズアップでなんとか履けるので、だいぶ先が余りながらも履いている。といわけで、NY限定でやってるmiアディダスのウルトラブーストを日本にも展開して欲しいなあと。秒速で作りに行きますね。お待ちしています。
あと、つい最近NMDに搭載されたゴアテックスのアッパー、あれが載ったら本当に最強だよなー。間違いなく買うなー。
■Dents, Shaftesbury Touchscreen Cashmere-Lined Leather Gloves
去年から気になってはいたんだけど、ついに購入したタッチパネル対応手袋byデンツ。もっと早く買うべきだと後悔した一品。
デンツのシークレットフィットとジョンストンズ製カシミアライニングを、スマートグローブで楽しむことができる。こんなに素晴らしいことはない。1777年創業、グローブ一筋の超老舗が、随分小粋なことをするなあと、素敵に思う。しかも、どんな技術を使っているのかわからないけど、フェイクレザーじゃなくて普通のシープスキンだからすごい。甘っちょろいスマートグローブなんて使ってないで、最上級を使って欲しい。
見てるだけじゃわからないけど、デンツ伝統のカッティング”シークレットフィット”は、驚くほど負荷なく指を動かせるし、指を太く見させない。まさに才色兼備。他のレザーグローブをしてみたときに、指がぶっとく見えて「なんかミッキーの手みたいだなぁ」なんて感覚を覚えた人にこそ、試してみて欲しい。いやあ、あっぱれ。
■SONY, MDR-1000, Noise Cancelling Wireless Headphones
Sonyのノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホン。いわゆる全部載せ。高かったけど、これも早く買うべきだったと後悔した。
ノイズキャンセリング、本当にすごくて。この値段で、どこでも快適な空間を手に入れられるってすごいことだ。カフェで作業してるときに、横で女子会が始まっても何もストレスに感じない。フライト中はこのヘッドホンの着用がデフォルトになっているせいで、外すと「なんだこのうるさい世界は」と衝撃を受ける。もう戻れないですね。
で、ノイズキャンセリングに興味がありながら手を出せなかった原因の一つに、Boseに固執していたからという理由があって。ノイキャン技術の2トップはソニーとBoseだけど、僕は最初Boseを見ていた。そして使ってみると、耳が痛い。まるで低気圧に突入するエレベータの中にずっといるみたいだった。
それで抵抗があってしばらくノイキャンと距離を置いてたんだけど、このヘッドホンと出会って世界が変わった。このヘッドホンのキモは「パーソナルNCオプティマイザー」システムだと思う。個人の頭の形、耳の内部構造に合わせて最適化したノイキャン波長に調整してくれるのだ。つまり、耳が痛くならない。これ、自分と同じように耳が痛くてノイキャンを諦めてた人にぜひ試して欲しい。素晴らしいなあ、やっぱりSonyが大好き。ノイキャンなんて強ければオールオッケーみたいな、実にアメリカンなBoseさんとはエラい違い。サイコーです。
ただノイキャンが欲しいだけなら、諭吉3枚もはたくひつようはないけど、僕は「パーソナルNCオプティマイザー」をとることにその価値があると思う。同じ症状だった人、お試しあれ。できるだけ早く、静寂の世界へ。笑
■BURBERRY PRORSUM, Leather Comb Nylon Tote Bag
人の一生は、落ち着く場所を探す旅なのかもしれないけど、鞄の探求というのも命題の一つなんじゃないかと思っている。オールマイティで気心の知れたパーフェクトな鞄といつか出会うことを夢見て、終わりのないジプシーを続けるのだ。同じ病を抱えた人、友達になりませんか?笑
僕の中で、この鞄はトートにおける終着点に近いのではないかと感じている。Graildで偶然再会してしまった、2012年ごろのバーバリープローサムのトートバッグだ。(タグ付きの新品が送られてきた。)
何を鞄選びのゴールとするかだけど、使っていて不便を感じないことと、ある程度どんな格好にも合わせやすいというのが大事だと思っている。
こちらはインナーに4つポケットがあって、細かいものを気分良く収納できる。鞄の中が整うと、心も整うのだ。気が利いているなあと思う。
そして、後者だけど、この絶妙なオリエンタル柄は合わせやすいし、カラーリングも装いと喧嘩しづらい。(あと、女子受けが良い笑)。モノトーンスタイルにはもちろんのこと、柄ものでもそんなに喧嘩しない。スカーフ2枚を縫い合わせたみたいな粗暴さでありながら、上品な色味のカーフでコンビされているのも、肩肘張りすぎてなくて合わせやすい。かっちかちのレザーバッグって、僕はまだ持てないなあ。アニアリとか一生無理だわ、たぶん。
というわけで、結構マスターピースだと思っている。欠点を挙げるとしたら、エレガントさの演出に必要なんだろうけど、持ち手のレザーが細すぎること。大容量さに見合う荷物を入れると、さすがに肩掛けしたときに痛い。いまのところ不満点はそこだけ。他のトートには浮気しないかな、たぶんだけど。
■London Undercover X Baracuta, Classic Umbrella
これ、かわいすぎでしょ。
2008年立ち上がりの新進気鋭の傘メーカーロンドンアンダーカバーは、英国クラシックを感じさせながら現代的というか、そのバランスがすごく小気味好い。お値段も、ガチガチのイギリス老舗と比べてかなり買いやすい。なかなか傘を海外通販するのってハードルが高いですが、これはデザインに一目惚れしちゃったので買いました。
この傘は英国の老舗バラクーダとのコラボレーションなんだけど、バラクーダの代名詞とも言えるスウィングトップの裏地に使われるチェックを、傘の内側全面に大胆に配置。実際に使うと、見え隠れするバランスがちょうど良く感じるのは、外がシックなネイビーだから。ネイビーはもはや英国の色ですよね。これだけの英国尽くしを、クラシックすぎないテイストに抑えてくるのが、ニクいなあと。
いい傘を持つと気分がいいですね。ちなみに持ち手がバンブーの折りたたみ傘もここんちで買っちゃいました。公式通販が非課税で買えるし、こなれた筒状の段ボールで2,3日で届くので、気になった方はぜひ。
以上、5点になります。今年もよい買い物ができますよーに。
A.P.C.のデニムを3年前の価格で買う方法【海外通販のススメ】
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■永遠の定番 A.P.C.のリジットデニム
■A.P.C.のデニムを3年前の価格で買う方法
仏語でトレビアンなのに、スウェーデンのショップっていうね。
■その他まとめてオススメの海外通販のご紹介
有名どころからasos。送料繋がりでいくと、ここんちは英国発送でなんと送料無料!Amazonもびっくり。海外企画のナイキやアディダスなんかが狙い目。ただし到着が遅いし、梱包はスーパーブリティッシュクオリティなので心して待たれよ。
■最後に
【Trip/Paris】僕がコレットを好きな理由
about Trip…
前の記事でパリをこれでもかと礼賛しました。笑
crescentallifestyle.hatenablog.com
今回はそのスピンオフとして、パリのセレクトショップcoletteを好きな理由について書きたいと思います。
■規模を小さいまま維持しているから
■店員がみんなファッションアイコンだから
そりゃもちろん世界一のセレクトショップのスタッフなんだからオシャレに決まってるんだけど、そのバリエーションがすごい。
◇ネルシャツに黒のシンプルなカーディガンのシックなムシュー(背中を見たら四つ糸でした)
僕は『すべてを見渡した中から自分が一番気に入ったものを着こなしていること』がオシャレであることだと思う。フラットな目線と、自分自身が必ず選択の軸にあること。coletteの店員さんは、みんな上から下までオールジャンルを見たうえで、自分の軸で選び取っている。それこそ、コレット1FのストリートTから、2Fの奥に並ぶトップブランドまで。
クリエイティブディレクターのサラは、新しいブランドを見つけ方として、InstagramからLVMH賞やANDAMなどのアワード、クチコミまでのすべてにアンテナを張り巡らせているという。そのうえでバイイングのポイントは、一目惚れ。この感覚が、隅々まで行き届いたショップだなと思う。
日本でよく聞くアパレルの勤務のマナーに、自分のとこの商品を着なきゃいけないノルマなんてあるけど、もうそれがダサい。それはある意味で、自分のところの店員を信じていないということだ。センスを買われて雇われているコレットの店員さんは、みんながitアイコンというか、その人が着たらもうスタイルになってしまうような強さがある。
■ディスプレイにプライドを感じるから
■セレクトの感度がとても高いから
■最後に
【Trip/Paris】僕がパリを好きな理由
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2016AW ベストバイ Top5
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■もうすぐ春ですが半期に一度のベストバイ
crescentallifestyle.hatenablog.com
■16AW Norse Projects, Cotton Flannel Shirts
■16AW Supreme, Faux Fur Duble-Breasted Coat
■Beats powerbeats3 wireless, Bluetooth Earphones
毎日使うものは、加点方式というよりも、欠点がないことが選定理由となるべきだ。このワイヤレスイヤホンは、beats、というかappleの言う「ワイヤレスとはこうあるべきだ」というのをまさに体現している。
僕はpowerbeats2からの乗り換えだが、この最新ワイヤレスは素晴らしく生活に溶け込んだ。スマホがiphoneの人であれば、万人にお勧めである。
W1チップの搭載は、beatsが最も推しているところであるが、これが本当に便利。電源を入れたら、同時にBluetoothでつながっている。この点で言えば、もはや有線モデルのようである。買い替えを検討している人を想定して書くと、powerbeats2って接続がきちんされてるか不安じゃないですか。接続されてても出力がイヤホンに切り替わっているか、ディスプレイで確認しないと安心してミュージックをプレイできない(通勤電車でのスピーカー再生は恐怖だ!)。でも、powerbeats3では100%切り替わってくれるので、非常に信頼できる。イヤホンの電源を入れて、接続音を聞いたら、あとは再生するだけ。毎日する行為だから、可能な限りシンプルに、無駄なく行いたい。あと、絡まったワイヤーをほどく作業から解放されるしね。
これを読んでいる方が買い替えではなく、ワイヤレスに興味を持っているiPhone使いの人であれば、迷わず買ってみて欲しい。日進月歩のガジェットに買い時なんてないのだから。思い立ったら吉日、ダメだったら売ればいいのだ(家電のいいところはリセールバリューが落ちにくいところ)。画面の前でいくら考えててもわからないから、(損切りが容易な)トライアンドエラーに乗ってみるべきである。最後にもう一度、appleの言葉を借りて、「ワイヤレスとはこうあるべきだ」。
■Camille Fournet, Order Made Leather Watch Straps
■STUDIO VOICE Vol.406-409, Culture Magazine
【Trip/慶良間諸島】南の島と2017年
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両親から受け継いだ福島の血がそうさせるのか、冬の旅先に寒いところばかりを考えてしまう。当初の行き先は、富山県あたりを考えていた。
でも、来年の楽しいことを考える旅にするのに、雪国でよいのだろうかと、ふと思いとどまった。ただでさえおセンチになる年末。そのうえ寒かったら、もはや悲しくなってくるかもしれないなと。笑
たとえば、演歌の代表作は雪国で泣かせる歌が多いけど、沖縄の民謡じゃ泣けない。暖かい気候は人を陽気にさせ、それが曲調に反映される。やっぱり来年の計画を立てるなら暖かいところに行くべきだ。
思いつきで調べてみたら、オフシーズンの沖縄がメチャ安いことがわかった。
中でものんびり思索に耽けることのできる、離島は慶良間諸島を目指した。
どんなカフェよりも風光明媚なロケーション。
来年の楽しいことを考えたり読書をするなら、最高の環境だった。なによりタダだしね。
それにしても、晴れない。
雲が厚い。
2016年、自分は雨男なのかもしれないと気づいた一年だった。笑
モロッコでもサハラ砂漠で雨に振られてサンセットを逃したし。砂漠で雨ってさ。
今回は、フライト前から到着後に乗る予定だったフェリーの欠航が告げられ、急遽那覇ステイ。翌日辛うじて船が出たものの、海は大時化。物凄い揺れで、島民と思しき子供が「ダメだ、引き返すしかない!」と叫んでいる。その横では白人カップルが波に合わせてなぜか爆笑してるというカオスな光景だった。で、僕はというと、必死に寝ようとしていた。あのまま起きてたら確実に船酔いの波に飲み込まれていただろう。。
慶良間諸島の海はケラマブルーと呼ばれ、独特な青みを帯びている。誰かが言ってたけど、海自体が発光している感じがする。YMCじゃなくてRGBな感じ。
RAW現像をして海の色を作ることはあるけど、再現しようとしたことは初めてかもしれない。それぐらい、美しく独特なブルーだった。この青さは海外とも違う、確かに”世界が恋する海”だ。
白人なんかは水着で海に入っていて、時報の村内放送がなかったらそのまま海外にいるんじゃないかと錯覚しそうになる。美しい白浜のビーチがあちこちにある、魅力的な島々だった。
夏に再訪したいな、僕が台風を呼ぶ雨男じゃないことを祈って。笑
2017年、ライフスタイルのデザインはまだ未完成だけど、すこし見えてきた道がある。そこを見失わず、地道に進んでいきたいと思う。スーパーシュプリームな一年にしてやろう。
みなさま良い一年をお過ごしください。
※プチ旅行ガイド
・座間味島および阿嘉島は、那覇からフェリーで1時間半程度、3000円で渡れる。宿泊は、食事付きで6000円代が相場で、島内では大きく値段が変わることはない。素泊まりなら3000円からある。全体的にリーズナブル。
・那覇でソーキそばを食べるなら、宮古そばの「どらえもん」。国際通り店は古びたスナックと隣り合わせのビルの中にあるんだけど、優しいおかみさんがうまい一杯を作ってくれる。透明なのにずっしり旨味があるあのそばは、きっと店内に乱雑に積まれた大量の鰹節のなせる技なんだろう。
・座間味島の民宿は3日間とも違うとこにお邪魔したが、おすすめは「やどかり」。愛想と気配りが最高で、とっても優しいご夫婦とスタッフの方が待っている。村役場で働くお母さんとゆんたくするのが楽しくて、民宿スタイルを求めるならぜひおすすめ。
2016SS ベストバイ Top5
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