ライフスタイルは買えるのか

ライフスタイル研究家。アマチュア旅人。日々が豊かになるマインドセットやチップスをポストしていきます。

僕がパリを好きな理由

about Trip…

Life is Journey。旅は人生の縮図である。旅は我々に空間性を取り戻させてくれる。旅は都市生活に埋もれた感性を呼び覚ます。健全なマインドと豊かな人生のために、定期的に旅に出よう。
 
 
 僕が初めて海外旅行をしたのは、2011年の11月、行き先はパリ。2泊5日の弾丸ひとり旅だった。今日は僕の心を惹きつけて止まないパリについて書きたいと思う。
 
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 僕がパリを好きな一番の理由は、パリの共通言語が美意識だからだ。
 
 ヴァンブの蚤の市の帰り、梱包もなしに渡された戦利品の額縁を持って歩いていた。黒いハットを被ったおじいさんが声をかけてくる。「それはなんだい?トレビアン!どこで買ったの?」
 
 その次の日、百貨店「ギャラリーラファイエット」の店内を歩いていた。バレンシアガのショップインショップの前を通りかかると、店員のお姉さんがわざわざ区画から出て来て、僕に話しかけてきた。「そのバッグいいわね!どこで買ったの?」それは僕がベルリンのセレクトショップから通販で買ったもので、シルクスクリーンのプリントが美しい、お気に入りのトートバッグだった。
 
 街を歩いているだけで持ち物について聞かれるなんて、なんて美的感度の高い都市なのだろうと、僕は興奮した。他の街でこんな経験をしたことはない。
 
 そして、なんとなく、パリに認められたような気がして嬉しかった。
 

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右に額装しているのが、おじさんに声をかけられたときに持ち歩いていたもの。140年前のフランスの新聞。左がバレンシアガのお姉さんに尋ねられたトートバッグ。ドイツ製。
 

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    街中いたるところで開催される蚤の市。古いものを大切にする文化が根付いている。
 
 
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 そして、パリの人たちは優しい。
 
 よく、フランス人はプライドが高いから、英語で話しかけるとたとえ理解していても無視するだなんて言われるけど、僕はそんな経験は一度もない。むしろ、知ってる英語の単語だけ拾って、フランス語ゴリ押しで道案内してくれたりする。
 
 思うに、パリの人たちが優しいのは、日常のコミュニケーションが満たされているからだと思う。人の第四の欲求にコミュニケーション欲をあげているのはプロブロガーのイケダハヤトさんだけど、本当にその通りだと思う。
 
 パリには、サラリーマンが一人でささっと食事をする牛丼屋はない。でも、平日であってもワイン片手に人が集まるレストランがある。
 
 パリには自動販売機がない。でも、そこら中にたくさんカフェがあって、みんなお喋りしている。
 

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 効率化の名の下にコミュニケーションが排除されすぎた結果、日本では皆がピリピリしてるんじゃないかと、パリでぼっち飯していて思った。夕食どきにローカルなお店に入ると、ひとり客はいつも僕だけだった。
 
 
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最後は、街中どこでも画になってしまうこと。
歩いているだけで飛び込んでくる風景が、魔法にかかったようにすべて美しい。
 

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       夕暮れになると、多くの人がエッフェル塔にカメラを向ける。
 

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ヘミングウェイは、パリを移動祝祭日と称した。
曰く「もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、その後の人生をどこですごそうとも、パリはついてくる。」と。
 
僕は暮らすことはできてないけど、パリは憧れの都市としてずっとついてくる。あと何回行けるかな。
 

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